2013年12月16日月曜日

「広瀬川のサケ」観察用水槽 ―(2)

12月9日から仙台市役所「市民のへや」前に設置している広瀬川のサケ観察用水槽ですが、週末にふ化が始まりました
まだ数匹/150卵ですが、小石の陰に身を潜めていますので探してみてください。


ふ化する際に泡が出て水が白く濁るので、くみ置きした水で半分ずつ水を交換して濁りをなくします。水槽が小さかったり、卵が多かったりすると全滅する場合もあるそうです。
【参考】ハンドブック「広瀬川さけ物語」 (広瀬川市民会議 作成)

広瀬川サケプロジェクト 公式サイト:http://hirosegawa-sake.jimdo.com/

2013年12月9日月曜日

「広瀬川のサケ」観察用水槽 ―(1)

仙台市役所は、市民団体「広瀬川市民会議」が主催ずる「広瀬川サケプロジェクト」に、「サケ育て隊」として参加しています。
今年も「広瀬川のサケ」の観察用水槽を設置しました。
平成23年からスタートし、今年で3年目となります。

市役所本庁舎1階「市民のへや」前で、発眼卵およそ150粒を観察できます。
卵からかえった稚魚は、来年3月に「サケ送り隊」が広瀬川に放流します。

 名取広瀬川漁業協同組合から提供を受けた、広瀬川のサケの卵です。
(注意) 河川を遡上するサケは、水産資源保護法によって保護されているので、一般の方は捕ることはおろか、触ることもできませんので、ご注意ください。名取広瀬川漁業協同組合は孵化事業のために、県から特別の許可を受けています。

大切な卵をそっと水槽に移します。


サケのふ化の目安には、”積算温度”という指標が使われます。
水温8度の環境に30日いれば積算240度、といった具合です。
ふ化が始まるのは積算温度480度くらいなので、市役所の卵が今日時点で積算360度、水温約13度、といった条件から逆算すると、来週にはふ化が始まりそうです。

ふ化してしばらくは、水槽の底で小石の陰に隠れていますので、そっと覗いてみてください。

【お知らせ】
卵の数に限りがありますが、学校や企業、個人の方も「サケ育て隊」に参加可能ですので、関心のある方は広瀬川サケプロジェクトのサイトからお問い合わせください。

2013年9月30日月曜日

広瀬川で芋煮をするには?

今回は、秋になると毎年お問い合わせいただく芋煮・バーベキューができる場所について書きたいと思います。

基本的には河川は自由使用なのですが、”〇〇緑地”と名前がついた場所では、芋煮やバーベキュー等はできません
”〇〇緑地”と名前がついている場所は、仙台市が”公園”として管理していて、仙台市都市公園条例で火気の使用を禁止しています。

火気使用の制限がない場所で、マナーを守って楽しみましょう。また、天候によって広瀬川の水量は変化しますので、安全には十分に気を付けてください。

【芋煮が盛んな場所】 ① 牛越橋周辺
牛越緑地(公園)区域外の牛越橋のたもとや橋の下、川沿いの石河原のあたりで、芋煮が盛んです。近くに駐車場とトイレがあることが人気の秘密の様です。
※広瀬川の水量によっては、石河原は水没しますのでご注意ください。

 
 
 

【芋煮が盛んな場所】 ② 米ケ袋周辺
霊屋橋側の遊歩道を抜けるか、縛り地蔵から遊歩道を抜けると、河川敷地に出ることができます。
近くにトイレ・駐車場はないのでご注意ください。
また、この辺りでは、個人の方が飼育するポニーを見かけることがあります。


 


【芋煮が盛んな場所】 ③ 宮沢橋周辺
宮沢橋下流は宮沢緑地で公園区域のため火気は使用できませんが、ゲートボール場の下流30mあたりから広瀬橋までは公園区域外です。広瀬橋近くの広瀬公園にはトイレがあります。駐車場はありませんのでご注意ください。
11月までは、「NPO法人広瀬川ボートくらぶ」が貸しボートを運営していますので、芋煮のあとにボートに乗ってみてはいかがでしょうか?
 

 
 

最後に、重要なポイントです。
川辺は様々な生命を育む場であるとともに、地域の方の憩いの場であり、暮らしの一部でもあります。
芋煮のあとはキレイに片付け、ゴミなどで広瀬川を汚さないようにお願いします。
マナーを守って、仙台の秋の風物詩を楽しみましょう。

2013年8月26日月曜日

『政宗さんの川狩り』会場 おさんぽ

2013年8月24日に八本松緑地で実施された『政宗さんの川狩り』会場で見かけたメイちゃん(2歳)。白のペキニーズです。
暑さに弱い犬種ですが、川辺の風が気持ちよさそうです。

八本松緑地のあたりをよく散歩されるそうです。あたりを見渡せる下流域は風通しも良く、河川公園も多いので散歩には最適ですね。

第13回政宗さんの川狩り

2013年8月24日(土)にNPO法人「広瀬川の清流を守る会」主催の「第13回政宗さんの川狩り」に参加してきました。広瀬川八本松緑地に設置されているじゃぶじゃぶ池が会場です。
  当日は、広瀬川八本松緑地(仙台市管理の河川公園)を駐車場として活用しています。
参加費(飲み物、鮎塩焼き付)は大人600円、子供400円。

今年は天候が不安定で、様々なイベントが中止・変更を強いられています。
そんななか、当日の天候には恵まれたものの、広瀬川の増水のため、じゃぶじゃぶ池での鮎とりは、河川敷地のビニールプールに会場を移しての実施となりました。

 
昨年は広瀬川を歩いて渡れましたので、比べると水の多さが分かります。
昨年の様子:http://hirosegawa.blogspot.jp/2012/08/12.html

 

主催者の皆さん。テントが張ってある場所も、背丈くらいの草に覆われていましたが、このイベントのために草刈を実施されています。

会場は子供用のビニールプールに変更になったり、じゃぶじゃぶ池に放していた鮎が広瀬川本流に脱走するハプニングもありましたが、それでも子供たちは大喜びです。
 
 
鮎のつかみ取りでは使わなかったじゃぶじゃぶ池ですが、自由に入って水辺の遊びは堪能できます。(安全のため、広瀬川の本川側には立ち入りは制限しています)
 
 
最後は、捕まえた鮎をその場でおいしくいただきました。
 
 
今回はサービスでひとり2匹いただきました。

2013年6月3日月曜日

第6回 杜の都サイクリング ~広瀬川散策編

第6回「杜の都サイクリング~広瀬川散策編」に参加しました。
(旧名:広瀬川散策サイクリング)
主催:宮城県自転車軽自動車商業協同組合

当日朝は雨がぱらついていましたが開始前に雨があがり、参加者は27名でした。
昨年までは閖上大橋~大橋のコースでしたが、今年から千代大橋~三居沢に変更したそうです。


おおまかなコースは以下の通りです。
(※左岸:下流を向いて左側の岸、 右岸:下流を向いて右側の岸)
-----------------------------------------------------------------------------------------------
広瀬川中河原緑地公園 (千代大橋下流 左岸側) スタート

   ↓
 (千代大橋を右岸へ横断。飯田緑地から八本松緑地を抜けて広瀬橋まで)
 広瀬川沿いのオープンスペースを眺めながら、河川敷を走ります。
 下流域の代表的な風景を見ることができます
 (愛宕橋を左岸へ横断。土樋のまち並みを通って縛り地蔵へ)
   ↓
縛り地蔵 (左岸側)
   ↓
 (河川敷地に降りて、鹿落坂を左手に見ながら宮城県工業高校裏を通過)
 新緑が眩しい遊歩道です。

   ↓
セコイヤ類化石林 (左岸側)

 300万年前のセコイヤ類の化石林を河川敷地に見ることができます。
   ↓
 (霊屋橋を右岸へ横断、評定河原橋を左岸へ横断、川沿いを上流へ)
 (経ヶ峰の自然崖を左手に眺めながら、花壇自動車学校を通過)
 (一旦、花壇の町なかに入り、再び川沿いへ)
   ↓
銭型不動尊
 ここから眺める大橋はとても美しいです。
 対岸の青葉山には、伊達政宗公の騎馬像が僅かに見えます。
   ↓
 (キリシタン殉教碑から西公園を抜け、仲の瀬橋を右岸へ横断)
 (宮城県美術館前を通過し、澱橋を左岸へ横断)
 (角五郎のまちなかを通り牛越橋へ)
  ※澱橋~牛越橋を繋ぐ川沿いの市道は、歩行者専用ですので自転車に乗って通行はできません。
 (牛越橋を右岸へ横断)
   ↓
三居沢電気百年間見学三居沢不動堂尊
 (日本初の水力発電施設の記念館)

 館長から、施設について10分ほどご説明いただきました。

 三居沢不動尊も見学しました。

この時期の滝はほとんど水が流れていません。右側の写真と比べてください。

・牛越緑地近くの河川敷で軽食(主催者提供) 折り返し点

   ↓
・(ほぼ同じ経路でスタート地点へ戻り)
-----------------------------------------------------------------------------------------------

広瀬川は川沿いを通して走ることができないので、時折まちなかを通りつつ、合計3時間、26kmの行程でした。川を眺めながら走れるコースを繋ぎ、交通量の多い道路の通行を最小限にとどめた、よく考えられたコースです。

米ヶ袋や牛越橋近くの河川敷で、バーベキューを楽しむ人たちが印象的でした。
この季節は暑すぎず、寒すぎず、サイクリングには最適ですね。

サイクリングの前には、愛車の整備・点検をお忘れなく。

2013年5月8日水曜日

平成25年「広瀬川で遊ぼう」(広瀬川宮沢緑地)

毎年恒例のG.W.イベント『広瀬川で遊ぼう』が、無事終了しました。

市民団体の広瀬川市民会議などが中心となって開催するイベントで、広瀬川創生プランでは、河川への関心の高揚を図る事業として、重点事業に位置付けています。

会場には5月3日(金)~5日(月)の3日間で、延べ3,800人の来場がありました。

今年は4月20日から、宮沢橋下流に鯉のぼりを設置しました。4月29日には更に追加し、イベント会場では写真のとおり沢山の鯉のぼりが空を泳いでいました。
数えてみたところ、その数なんと151匹!なかなか壮観です。

こちらは「特定非営利活動法人 広瀬川ボートくらぶ」が運営する手漕ぎボート。
手漕ぎボートは、イベント終了後も11月初め頃まで営業していますので、興味のある方は是非お出かけください。 (※夏休み以外は休日のみ営業。詳しくは団体のサイトをご覧ください)

 こちらは10人乗りのEボート。私は今年初めて乗りましたが、慣れないと力んでしまって腕が上がらなくなります。大人数で一斉に漕ぐので不思議な連帯感が心地よいです。


ペットボトルロケットのブースは仙台市河川課が担当しましたが、5人体制でも手が回らない程の人気でした。作り方さえ分かれば、家でも簡単に作れます。
仕組みが単純な割に、しっかり空気を入れれば100mは飛ぶ優れものです。
個人で楽しむ場合は、十分に周囲を確認し安全への配慮をお願いします。


子供たちにはお馴染みの「石ころアート」も人気でした。併せて、初日のみ風車の工作教室を実施し、2日目以降はミニ鯉のぼりの工作を実施しました。
会場のあちこちで自分の作品を持って歩く子供たちを見かけましたが、みんな上手に作っていましたよ。

最終日には会場から参加者を募って大喜利もありました。準備体操には昨年の「広瀬川で遊ぼう」でも披露された「マチョムキン体操」。子供たちはとても楽しそうでした。


私は初日に川で風に当たりすぎて風邪をひいてしまいましたが、最後まで事故なく終了してホッとしています。当イベントへのご意見・ご感想などございましたら、お知らせください。

2013年3月4日月曜日

広瀬川ガイドボランティア養成講座(第3回)

3月2日(土)9:45-12:00 「広瀬川ガイドボランティア養成講座(第3回)」に参加しました。

平成25年4~6月に実施される「仙台・宮城デスティネーション キャンペーン」の期間中に実施する広瀬川流域のまち歩きについて、ガイドを養成するための講座で、片平市民センターが主催しています。

本日の講師は、観光ボランティアガイド「ぐるーぷ・よっこより」代表の遠藤勝目(かつま)さんです。

実際にまち歩きをする前に、仙台国際センターのロビーで説明を受けます。
当日は非常に寒く、川沿いは特に風が強いため体感温度はぐっと下がります。屋内でできる説明は、なるべく済ませておいて、寒い中で資料を開かなくてもよい様に、との配慮です。

さまざまな歴史的背景や考察、見どころなどを資料を使ってわかりやすく説明していただきます。静かな物腰ながらも、発音は明瞭で屋外でも聞き取りやすかったです。

また、この日のように風が強い日は、ガイドが風上に向かって立つことで、お客さまは背中で風を受けることができることなど、ガイドとしてお客さまを意識した行動について様々なアドバイスをいただきました。
言われてみればナルホドと思うことばかりで、非常に勉強になりました。
この日の講座は、片平市民センターまでのルートで一旦終了です。
続きは3月9日、米ヶ袋、片平周辺になります。


ところで、2月26日(火)にNHK仙台放送局の番組「てれまさむね」内の「てれまさんぽ」コーナーで、広瀬川の蛇行について取り上げられました。 こちらで動画を見ることができます。
このコーナーで、セコイヤ類化石林の映像を見たのですが、思っていたよりずいぶん大きい印象でした。これまで私は写真でしか見たことがありませんでした。

養成講座終了後、霊屋橋近くのセコイヤ類化石林を見に行きました。
霊屋橋下流の左岸(下流を見て左岸)にあります。

セコイヤ類化石林のうちの一本。

やはり、現物を見ると大きいです。比較のため、手元にあったA3見開きのパンフレットを並べてみました。
写真に頼らず、自分の足と目で確認しないといけませんね。

(※2013/03/13追記)
3/9(土)に実施された「広瀬川ガイドボランティア養成講座(第4回)」の際、通りがかりに霊屋橋から眺めたところ、雪解けの影響か広瀬川の水量が増えて、化石の頭の部分しか見えませんでした。
見に行くタイミングとしてはギリギリだったようです。

広瀬川流域の化石についてもっと知りたい方は、こちらをご覧ください。